体のだるさや立ちくらみ、眠気や吐き気を伴う貧血。

 

これも、女性特有の疲れの症状のひとつです。貧血は、どのように起こるのでし
ょうか。

 

貧血は、副交感神経が優位な時に生じがちです。

 

活動量が多く、よりたくさんの酸素が必要になる交感神経優位の生活では赤血球が増加します。一方、ゆったりとした副交感神経タイプの生活では赤血球が減少するので、それに伴って貧血が生じるのです。

 

出産適齢期を迎えた女性は、多かれ少なかれ、副交感神経が優位になります。

 

10~30代の女性は、恋愛や結婚をしたりと、幸せ感や充足感に包まれることが多くなるからです。心が安定したプラスの気持ちでいっぱいになると、副交感神経が刺激されます。

 

また、この時期は出産の準備期でもあるため、女性の体は、副交感神経を優位にすることで、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量やリンパ球を増やし、赤血球などを減らして活動量を抑える体調をつくり出します。胎児を宿すのは、女性の体に非常に負荷をかけることになるので、かなりの準備が必要なのです。

 

こうした生理現象に加えて、近年、子ども時代に恵まれた生活を送ったことで、副交感神経タイプになる女性が増えています。体質と生理現象があいまって、より副交感神経優位の体になることで、貧血が起こりやすくなっているのです。

 

貧血の対策として、薬を飲む人が多いと思いますが、これも私は、あまりお勧めしません。赤血球などに特別な病変があるなら、別途検討が必要な場合もあります。しかし、出産前に起こる女性の貧血は、出産後、子どもの世話にかかりっきりという忙しい状態になると、症状は改善されます。交感神経が優位になるような活動的な生活になるからです。

 

このように生活スタイルが変わることによって、赤血球は増え、貧血は自然に解消されていきます。






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